グアテマラ サント・トーマス・パチュージ農園 ウォッシュド 22/23クロップ

FLAVOR CHART

TOTAL
82.50pt
やや荒涼とした香ばしいアロマ。それでいて一転フレーバーはすっきりとした酸味とミルクキャラメルのような優しい甘さ。クリーンな後味が心地良い。
【2023.12.18】

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グアテマラ サント・トーマス・パチュージ農園 ウォッシュド 22/23クロップ

Santo Tomas Pachuj農園

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FLAVOR CHART

TOTAL
82.50pt
やや荒涼とした香ばしいアロマ。それでいて一転フレーバーはすっきりとした酸味とミルクキャラメルのような優しい甘さ。クリーンな後味が心地良い。
【2023.12.18】

COFFEE DATA

地域
グアテマラ アティトゥラン地区サン・ルーカス・トリマン
規格
SHB EP
業態
エステート
品種
カツーラ、カツアイ、パチェ (ブルボンとティピカの交配種)
標高
1,300~1,600m
栽培面積
70
生産量
1,200袋
収穫期
11月~3月
スクリーン
17up
パッキング
30kg麻袋
加工方法
ウォッシュド
乾燥方法
天日乾燥
クロップ年度
22/23クロップ
輸入通関日
2023-10-05
備考欄
22/23クロップ、3月18日よりセール中
  • 商品詳細
  • 農園

サント・トーマス・パチュージ農園は、首都グアテマラシティより約120km西に移動したところにある、
パンポヒラ地域のアティトゥラン地区、サン・ルーカス・トリマンに位置しております。


この農園は総面積378haもの広大な敷地を持ち(東京ドーム約80個分)、うち約250haを農業地へ転換可能な自然保護地区として森林のまま保持、約130haをコーヒー栽培地として利用しております。
アティトゥラン火山とトリマン火山にはさまれ、アティトゥラン湖周辺に位置する森の中に囲まれたこの農場からは、毎年3~4コンテナ分のコーヒー豆を栽培、日本やアメリカに輸出しております。


農園の始まりは19世紀中頃、ある一家が所有・管理をはじめ、現在では6世代目であるFahsen家によって管理、運営されている伝統ある農園で、地元アティトランの中でも名士のような存在となっています。

この農園の大きな魅力は何といっても自然との共生です。
自然保護地区を含む敷地内には3つの滝やMadre Vieja川を分かつ境界があり、樹木、低木、ハーブを含めた105種の植物、更には両生類、爬虫類、哺乳類に加え、107種の鳥類を含めた240種もの生物が確認されています。

平均標高が1,500m~1,600mの豊かな自然の中で生み出されるコーヒーは、味、品質共に世界中で高く評価されています。
農園の近くには湖があり、その標高の高さと湖からくる冷たい風の影響で、特に昼夜の寒暖差が激しい環境下で栽培されたコーヒーは、実がギュッと引き締まり、まるで柑橘のような甘み、酸味を生み出します。

品質の面では、RA認証 Cupping for Quality認定を2004年、2005年と早い段階で取得、以後様々な賞に輝き、2017年にはアナカフェ アティトラン地区コンペティションで優勝、世界各国のカッパーによるSCAAカップ評価でも84~87の高得点を続出しており名実ともに優れた品質。
普段輸出している通常品でも、たまたま提出したAtitlanエリアのコンテストにて、800サンプル中なんと9位の成績を取得したとのことです。

さらに同農園は常に向上心を持っており、訪問する度に品質向上のための工夫が垣間見られます。
前回の訪問時には、収穫の際に糖度計を導入し、見た目だけではなく、数値でもベストなタイミングを測っておりました。

環境面では、2005年より労働環境の改善、児童労働の規制をはじめ、土壌侵食や汚染防止などの生物多様性の保全に対する取り組みを含めた包括的かつ測定可能な基準でスターバックスの購買ガイドライン指針であるStarbucks C.A.F.E. Practicesに認められるなど、様々な受賞歴を持った農園です。
ちなみに農園名の"パチュージ(Pachuj)"はマヤ語で「霧の地」という意味があり、写真の様に朝方には農園全体が霧に覆われます。


パチュージ農園では上記の様な環境面の取り組みこそが、自然の産物であるコーヒーが伸び伸びと育つ環境を整えることに他ならず、高品質なコーヒーを持続的に生み出すことの原点であると気が付いているが故に2001年という早期の段階からRA認証を取得し、早くから自然環境や人々の労働環境に意識を向けて参りました。

しかし2011年をピークにコーヒーの国際相場が徐々に下落、認証を取得したコーヒー農園が世界各国で広まっていくに連れ、RA認証を持つことが必ずしも販売単価につながっていかない時代に突入します。
RA認証を毎年更新し続けるための継続費用や監査に対応するコスト負担は大きく、RA認証を持っていることで得られる対価の低さとのアンバランスさにここ2~3年悩み続けた結果、ついに昨年19/20クロップよりRA認証継続を断念せざるを得ず、一度更新を途絶えたことに対する再認証費用、それ以降にも続く年間更新費用を考慮し、20/21クロップ以降は認証は付与されておりません。

しかしながら、認証を継続しないからといって、これまで20年近く続けてきた自然環境や労働環境への配慮といったことをおろそかにするわけではなく、RA認証の継続と共に取り組んできたサステイナブルな営農方法は、今後もパチュージ農園の血肉としてしっかりと残っております。
今後はより一層コーヒー生産部分に注力していく方向に舵をきるべく、農園内の一部敷地を区分けし、もともと自然保護区域が多かった箇所の管理を今後は外部委託とするなど、品質や環境保全と収入面でのバランスをうまくとっていく方針です。


昼夜の寒暖差は非常に激しく、日中は半袖で過ごせますが、夜になると暖炉にダウンが必要になるほど冷え込みます。
農園内の3/4は自然保護区となっており、豊かな自然が広がります。
耕作地が少ないため、もっと栽培地を広げれば、と思ってしまうのですが、この自然保護区が良質なコーヒー豆を作り出すとのこと。
品質を見ていると「なるほど」と言わざるを得ません。
 

新穀入荷したてのこの時期に是非お試しくださいませ。

 

★農園News★
<a href="http://www.coffee-network.jp/blog/coffee-news/2014/02/12_281442.php">・パチュージ農園からのメッセージ</a>
<a href="http://www.coffee-network.jp/blog/column/2015/04/17_201533.php">・パチュージ農園訪問レポート</a>
<a href="http://www.coffee-network.jp/blog/coffee-news/2014/05/27_501303.php">・パチュージ農園から野生動物の写真が届きました!</a>

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サント・トーマス・パチュージ農園は、首都グアテマラシティより約120km西に移動したところにある、パンポヒラ地域のアティトゥラン地区、サン・ルーカス・トリマンに位置しております。
この農園は総面積378haもの広大な敷地を持ち(東京ドーム約80個分)、うち約250haを農業地へ転換可能な自然保護地区として森林のまま保持、約130haをコーヒー栽培地として利用しております。
アティトゥラン火山とトリマン火山にはさまれ、アティトゥラン湖周辺に位置する森の中に囲まれたこの農場からは、毎年3~4コンテナ分のコーヒー豆を栽培、日本やアメリカに輸出しております。

農園の始まりは19世紀中頃、ある一家が所有・管理をはじめ、現在では6世代目であるFahsen家によって管理、運営されている伝統ある農園で、地元アティトランの中でも名士のような存在となっています。
この農園の大きな魅力は何といっても自然との共生です。
自然保護地区を含む敷地内には3つの滝やMadre Vieja川を分かつ境界があり、樹木、低木、ハーブを含めた105種の植物、更には両生類、爬虫類、哺乳類に加え、107種の鳥類を含めた240種もの生物が確認されています。


平均標高が1,500m~1,600mの豊かな自然の中で生み出されるコーヒーは、味、品質共に世界中で高く評価されています。

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