Coffee Networkをご利用の皆様

平素よりCoffee Networkをご利用いただきありがとうございます。
今回のコラムでは、新商品となりますコロンビア ウィラ県より
昨年ご案内差し上げた確かな品質素地で人気を博したエルプログレソ農園のオーナー、
ロドリゴ・サンチェス氏が経営する別農園より、新商品をご紹介いたします。

【コロンビア モンテブランコ農園】

モンテブランコ農園は標高1,730m、Huila 県 Acevedo 市 San Adolfo 管轄の
La Tocora 村に位置しております。
その周辺には、国内59 か所に点在するコロンビア国立自然公園保護地域の一つである
Cueva de los Guácharos 国立自然公園があり、スアザ川の谷間に近いことも特徴です。

モンテブランコ農園の現オーナーはロドリゴ・サンチェス・バレンシア氏で、
彼の祖父から続く伝統ある家族経営の農園です。
彼はこの農園を皮切りにウィラ県の周辺地域に複数農園を買収しており、
昨年ご紹介差し上げたエル プログレソ農園もその一つです。

しかし、複数農園を所有しているからとはいえ手を抜くことは決してなく、
木の発芽から栽培、収穫、精選、輸出までの全過程をまとめて主導しており、
最高のコロンビアコーヒーの1 つという自負のもと、この度、日本の皆様にもご紹介することが叶いました。

画像1.png(写真1  Rodrigo Sánchez氏)

彼との出会いは、たまたまとある輸出業者の紹介で6年ほど前に訪れたことがきっかけです。
当時より、チェリーのパルピングの仕方、パーチメントの発酵時間や発酵温度など、
精選方法の改善に余念のなさをみせておりました。

14haしかない小さな農園では、Geisha、Bourbon Rosado、Pacamara、Caturra Purpura、
Caturra Rojoなどの様々な品種を栽培しています。
農園の気候的特徴としては、平均気温は16℃~22℃、日照時間は年間1,700 時間で、
コロンビアの平均に比べ300 時間ほど長くコーヒーの木に光に当てることが出来ます。

また、農園内には自社でウォッシングステーションやパルピングを行うためのウェットミル、
放射状に広がったアフリカンベッドを使用した乾燥設備に加え、上記特殊精選を行うための低温発酵用として
10~14℃設定された冷蔵室や通常の嫌気発酵を行うタンクだけでなく、
ナチュラル精選の発酵に特化した専用のタンクもございます。

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(写真2,3  モンテブランコ農園)

そうしたこだわりを持つ彼の商品は世界でも徐々に認められつつあります。
コロンビア内のコンクールであるYara Champion Program 2017 では、
Bourbon-Rose という品種で優勝をものにし、翌年同じ品種でYara Champion Program 2018 の準優勝を獲得しました。
2019 年に行われたヨーロッパの団体が主催するRoasters Unitedという大会では、
Purple Caturra Washedで優勝、2020 年にも同品種で3 位を獲得しております。

昨年ご案内差し上げたエルプログレソ農園では、確かな産地による品質素地と
丁寧な精選が光るCaturraのフルウォッシュドをご紹介いたしました。
今回は彼が生産する農園から送られた全24種のサンプルの中から厳選した、昨年同様比較的一般的な精選で、
品質素地の高さがうかがえるGeisha Washedと、コーヒーの発酵槽に果物や酵母などを加えた
所謂インフューズドと呼ばれる特殊精選品の中から、Coconut Lemonadeという商品をご紹介いたします。

この特殊精選商品はRodrigo 氏が生産者として、何年にもわたって研究と試行錯誤を重ねてきた精選を上手く活かし
たどり着いたレシピで、シトラスジュースや乾燥ミント、ココナッツ、サトウキビ由来の黒糖、
その他発酵を促す微生物を独自の割合で発酵槽に投入しており、商品名の通り、
ココナッツを使用したレモネード飲料を想起させるよう風味付けされた商品です。

まだ夏の暑いこの時期にぴったりの商品と思いますので是非お試しくださいませ。

画像4.png

(写真4  特殊精選を行う発行槽)

今や特集記事が複数存在するほど、インフューズド系には賛否両論あり、
弊社としても取り扱いを行うか悩ましいところではございました。
確かに、今回ご案内差し上げる"Coconut Lemonade Natural"も一般的なコーヒーとはかけ離れた印象を持つ商品であり、
長年日本のコーヒー市場を支え続けてこられた皆様には受け入れがたい部分もあるかと存じます。
しかしながら、Rodorigo氏をはじめ、世界では嫌気発酵に端を発する革新的な発酵方法の開発が活発化している流れも確かにございます。

方法は違えどよりおいしいコーヒーを生産し、世界中に届けたいという思いはどの生産者も持ち合わせているものです。
そこで、弊社としても世界が今行おうとしている挑戦に対して、日本市場がどのような反応をするものか、
少量ではございますが試験的に販売をさせて頂きます。

是非、口コミやお問い合わせ欄より忌憚なきご意見をお寄せくださいませ。

引き続きCoffee Networkをどうぞよろしくお願いいたします。

   

COFFEE NETWORK(兼松株式会社)