Coffee Networkをご利用の皆様

平素よりCoffee Networkをご利用いただきありがとうございます。
今回のコラムは、シリーズものとして主要産地の最新情報に加え、
Coffee Networkで入荷を予定しております商品をご紹介させて頂きます。

第一弾は南米編とし、ブラジル・コロンビアの直近動向をお伝えいたします。

【ブラジル 概況】

生産国概況

2019/20の相場安状況、2020/21の表年豊作と、
ことブラジルから日本に入ってくるコーヒー市場自体にとっては良い状況下という近年の流れはございましたが、
2021/22クロップはアラビカで前年比約30~40%の減産が見込まれております。

また品質面でも多少なりの影響は避けられない状況には変化はなく、
裏作に加えた降雨量の問題はここ数か月での相場急騰にも表れております。
加えて直近では霜の状況などによる収穫遅れの予測もあり、約6,800万袋の収穫量であった20/21クロップから、
21/22クロップは全体でも約4,500万袋~5,000万袋の大幅な減産が見込まれております。

小農家を中心に生産量が激減、またコロナの影響で需要が変化し始めていることから、
コモディティはもちろんスペシャルティにおいても、品質面での懸念、
世界中での良質ロット買付の激化も想定されます。

皆様にお届け予定のダテーラに関しましても、品質懸念が多少なりとも存在いたしますが、
幾年も共に苦境を乗り越えてきたダテーラは、安定した高品質を作り出してくれる信頼性が非常に高く、
弊社としても通常と変わらぬ高品質ロットの厳選を行って参りますのでご安心くださいませ。

 

短期的見通し

相場自体も近年の流れからすれば高値で推移しておりますが、
10年~20年スパンで見れば異常な高値とは言えず、ある意味健全な範囲で推移しているといえます。

しかし昨年のコロナによる需要減の流れから、
ワクチンによる景気回復基調の米国・欧州向け中心に、需要も回復傾向にあります。
現在の相場感はこのような実需予想ベースで成り立っており、ファンドの買い支えも見え隠れしております。

よって減産予測(相場高値要因)と、各国コーヒーショップ閉店・営業停止による
需要減(相場安値要因)のパワーバランスがありつつも、
21/22クロップの生産量の見通しが付きつつある7月を過ぎたころにはある程度の落ち着きがあると想定。

21/22クロップの品質/供給量に対する懸念(=直近20/21クロップでの需要増加)と、
ここ数か月の相場高騰による買い渋りのバランスによる影響は9月以降あたりに表出すると見込んでおります。

出品中の商品、及び今後の入荷予定

何度かコラム内でも紹介しております通り、現在欠品となっております
ダテーラ農園定番商品のSweet Yellowとサンライズの20/21クロップが7月末~8月を目途に入荷いたします。

先日のメディナ同様クロップ年別に同時販売を行う予定でございます。

また、大規模生産の多いブラジルでは珍しい小農家から買付を行いました、単一農園商品も引き続き販売中です。
在庫少なくなって参りましたため、ぜひお早めにご注文頂くことをお勧めいたします。

【コロンビア 概況】

生産国概況

2020/21クロップのメイン収穫期('20年10~12月)は大きな増減産もなく終了したものの、
同クロップミタカ収穫期('21年3~5月)では、地域によっては
雨続きで十分な収穫が進められなかった部分もあり、前年比7%ほどの減産が見込まれております。

メインとミタカの収穫割合は概ね6:4なので、ミタカの7%減は、全体の約3%減に相当。
結果として、20/21クロップは、前年19/20の14,100千袋に対し、13,600千袋強の収穫となる見通しです。

今年4月から続いておりましたデモによる船積み遅延は沈静化し、
6月後半ごろより出荷が進んでいるとのことですが、
4~5月の遅れを取り戻しての完全な正常化は7~8月ごろになると見られており、
日本への入荷は、9月以降にようやく一息つけるかどうかという状況です。
 

短期的見通し

今年1~3月の輸出が好調だったこともあってか、収穫量減の割に年間を通じた
コロンビアからの総輸出量は前年比で大きな落ち込みもない模様で、
デモを背景とした船積み遅れによる現地国内での在庫滞留はそれほど起こっていない様子でございます。

実際、コロナ前から起算した2019年6月~2020年5月の総輸出量が12,846千袋であったのに対し、
コロナ禍における2020年6月~2021年5月の総輸出量も12,839千袋と、
ことコロンビアからの出荷自体は全く落ち込んでいない状況が見て取れます。

世界的なコロンビア産コーヒーに対する需要の高さを証明するかのような数字結果で、
ますますもってコロンビア国内の相場の冷え込みは期待できるものでなく、
高止まりするディファレンシャルの底値はまだまだ固いと予測しております。

引き続き相場高、及びディファレンシャル高のダブルのコスト高を強いられる価格環境下において、
以前ご案内しましたアスプロユニオン農協の様な、
ブレンド底上げ用高コストパフォーマンス商品を生み出すべく、奮闘して参ります。

出品中の商品、及び今後の入荷予定

現在在庫僅かながら19/20クロップを出品中のメサデ・ロス・サントスに関しまして、
JAS有機認証を継続しております20/21クロップ商品が、
早ければ7月中より販売開始できる予定でございます。


また、比較的安価なJAS有機商品であるプラナダス農協の商品も引き続き販売中。
より使いやすいRA認証も保持したダブル認証品の本商品も併せてご検討下さいませ。

その他、昨年度人気を博したインマクラーダ農園のゲイシャや、
アスプロユニオン農協のスプレモなども9月頃を目途に入荷を予定しておりますので、ぜひお試しくださいませ。

次回第2弾は、中米編(グアテマラ、ジャマイカ)を予定しております。

引き続きCoffee Networkをどうぞよろしくお願いいたします。

   

COFFEE NETWORK(兼松株式会社)