平素よりCoffee Networkをご利用いただき誠にありがとうございます。

梅雨入りの季節となり、全国各地で局地的な大雨に見舞われているところがありますが、
皆様はお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?

去る6月9~11日に東京ビックサイトで開催された「第9回 Tokyo Café Show」に
行ってまいりましたので、本日は簡単ながらそのご報告です。
2013年に第1回が催されて以降、昨年のコロナ禍時期においても中止することなく
毎年開催を続けている意欲的な展示会です。
当初より、カフェやレストランといった喫茶・外食業態向けの食材や什器をメインターゲットとした展示会であり、
弊社も2015年の第3回目の時に一度だけ出展したことがございます。

主催者の得意の手法であるのか、いつも同時開催でベーカリーショーなどの
その他の展示会を行うことで全体での集客力を高めており、
今回も3日間で総勢23,000名近い来場者を記録した模様です。

昨年10月開催の「第8回」の時は、コロナ禍もあり出展各企業もかなり様子見の雰囲気で、
来場者はまばら、各ブース装飾も簡素なところが多かったのですが、
今年の「第9回」は、出展ブースこそ縮小気味でありながら、
会場内の人の往来や、各社ブースの装飾などはかなり平常時に戻った印象です。
ただ、ことコーヒーの卸売りをメインとした出展者は少なく、数えられる限りでほんの4~5社程度。
まだまだ喫茶・外食シーンへの需要の戻りについては慎重な見方をしているように感じられます。

一つ目に止まったのは、ネスレ社がこの春に始めた、ROASTERIERという新サービスのブースです。
生豆卸を生業としている弊社としても、今後の動向が気になるものですので、
自家焙煎を営まれる会員の皆様にもぜひお伝えしたいと思った次第です。

このサービスは、平たく言うと、焙煎技術に長けていないユーザーも簡単に店内自家焙煎ができるようになるというもの。
焙煎機本体+噴煙処理フィルターをセットでリースするようで、排気管等を設置する必要もなく、
どんな業態の人でも手軽に機材を導入できるようです。
しかも豆もセット販売されているので、ハードとソフトの両面が提供されることになるのですが、
気になったのは、機材だけリースしたら、後は自分で好きな豆を仕入れることができるのではないか、という点。
さすがにそこはネスレ社も用意周到で、彼らがこのサービスで提供する豆は、
天気や気温や湿度など、季節要因・自然要因による焙煎の仕上がりのブレを極力避けるべく、
水分活性を極力おさえた事前焙煎処理を施した特殊生豆なのだそうです。
焙煎機には提供される生豆ごとに見合った焙煎プロファイルがあらかじめプログラムされており、
そのプロファイルも、事前焙煎処理がなされた豆に見合ったものなので、
事前処理がなされていない完全なる生豆を投入して焙煎すると、必然的にどれも生焼け状態になってしまうようです。
ユーザー側の焙煎環境による仕上がりのブレを避けるための独自技術であると同時に、
機材のリースだけでは終わらせず、定期的にお仕着せの生豆を卸し続ける仕組みづくりにまで昇華させている点は、お見事です。

画像1.png

Coffee Networkのお客様がこれを導入されることはまずないと思う一方、
普段卸売りをされているお取引先がこのシステムを導入するかもしれないという将来的脅威の可能性を感じたため、
皆様にはご留意いただくべく、今回レポートした次第です。

今後とも引き続き、Coffee Networkをご愛顧くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

COFFEE NETWORK(兼松株式会社)