平素よりCoffee Networkをご利用いただき誠にありがとうございます。
先週のコラムでもご紹介したコロンビアの新商品
販売開始の準備が整いましたので、改めてその2つの商品を詳しくご紹介いたします。

そもそもコロンビアにはコーヒー生産を営む小農家が56万軒ほど存在すると言われております。
コロンビアの年間コーヒー生産量は、全土合計でおおよそ14,000,000袋(60㎏換算)ですので、
平均すると1軒あたり、25袋の生産量となります。
ただ、弊社が取り扱うメサ・デ・ロス・サントス農園のように、
平均よりもずっと多い生産量を行う大規模農園もありますので、
平均よりも少ない量のコーヒーを作る農家が大半という事実もございます。

それゆえに、出来る限り同じ品質のものを安定的・長期的にお届けしたいという理念をもつ弊社としては、
コロンビアでの商品づくりは、小農家を個別にあたるのではなく、
ある程度の規模を有する生産者団体ものであったり、地域を絞ったものであったりと言ったことが多く、
現在販売をしているナリーニョ県アスプロウニオン農協はまさにそういう素地をもったものであります。

ただ、やはりコロンビアは世界第二位のアラビカ生産国。
多くの生産者がいるということは、それだけ多様なコーヒーがまだまだ眠っているはずで、
その掘り下げは改めて取り組む価値があるだろうと感じております。
今回新たに着手したのは、どちらも個別の生産者ロットになります。

➀コロンビア ウィラ県エルプログレソ農園 カトゥーラ フルウォッシュ

弊社自身も入荷を楽しみにしていた新商品。
ウィラ県の南部にある農園で、様々な精選方法を意欲的に行う若きコーヒー生産者、
ロドリゴ・サンチェスさんが手掛けた、伝統的なフルウォッシュです。

たまたまとある輸出業者の紹介で5年ほど訪れたことがある農園ですが、
当時より、チェリーのパルピングの仕方、パーチメントの発酵時間や発酵温度など、
精選方法の改善に余念のなさをみせておりました。
実際、今回久々にコンタクトした際に提案されたサンプルは10種類以上あり、
嫌気発酵や、フルーツやハーブと一緒に発酵させたフレーバーコーヒーのようなものにとどまらず、
チェリー状態での発酵とパーチメント状態での発酵を重ねたダブルファーメンテ―ション、
パーチメント発酵時の水温をぎりぎりまで低温に保ったコールドファーメンテ―ションなど、実に様々。
精選によるフレーバーの多様性を見るという意味では非常に面白いサンプルワークでしたが、
結局弊社が選んだのは、伝統的なフルウォッシュ。

コロンビアでの生産シェアを伸ばすハイブリッド種ではなく、カトゥーラ種に対し、
多くの革新的な精選に取り組んだからこそたどり着くことのできた、
粋を極めたと言える王道のフルウォッシュを施すことで、
まさに正統派のザ・コロンビア産アラビカと言える商品に仕上がっております。

こういうコロンビアが欲しかったとなるのか、
せっかくいろいろな精選をやる農園ならもっと派手なものが欲しかったとなるのか、
この商品に対する皆様の忌憚なきご評価が今から楽しみでなりません。

https://www.coffee-network.jp/products/detail.php?product_id=564

➁コロンビア FNCオークションロット トリマ県 ウィルマ―・カルデロン

こちらも新商品、同じく単一農園ものの、完全数量限定品でございます。
生産者連合組合FNCが昨年実施した第5回オークションに弊社でも初参加して落札したロットです。
「Land of Diveristy=多様性の土地」というコンセプトをもとに開催しているオークションは、
第4回目までは、コロンビアの首都・ボゴタでのオフラインでのみ開催されていましたが、
昨年2020年の第5回は、コロナ禍で海外からのバイヤーがコロンビアに入れないという事情も考慮され、
初のオンラインオークションとなりました。

コロンビア全土の強者から寄せられた応募ロットは1,600を超え、
FNCの品質管理部門であるAlmacafeのカッパーにより、
SCA基準で86点を超えるロットがまず352に絞り込まれました。
その中から最終的なオークションに進んだのはTOP32と呼ばれ、弊社が選んで落札したのは、
トリマ県の小さな農家から届けられた、伝統的なフルウォッシュのロットです。

全32ロットの中、弊社が選んだロットの落札単価そのものは23番目。
では、落札金額が伸びなかったからといって品質も23番目かと問われれば、そこ自信を持ってNo.と言えます。
上位でビッド価格を伸ばしたのは比較的派手め、流行りのフレーバーのものが多かったのに対し、
そういうホットなロットを尻目に見ながら弊社が泰然自若にじっと入札状況を見守りながらおさえたのは、
玄人受けしそうな、しっかりとしたフレーバーがありながらも、透明感があり、のびやかなアフターが特徴的なロットです。

https://www.coffee-network.jp/products/detail.php?product_id=563

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COFFEE NETWORK(兼松株式会社)