ブラジルの調達担当をしております、江藤でございます。
今週は、弊社の看板商品である、ダテーラ農園の直近状況をお伝え致します。

【農園側状況】

*2018/19クロップ・生産概況

 樹々の思い切った剪定や植え替えを断行し、75,000袋(4,500㌧)まで生産数量が落ち込んだ昨年クロップに対し、
 年間を通して概ね降雨に恵まれ、かつ灌漑設備の拡充も実施したおかげで、今年の生産量は平年平均並みの、
 80,000~85,000袋程度まで回復する見通しです。
 刻々と変容する気候条件下においても、コーヒー生豆の品質と数量の安定性と、同時に自然環境の保全も達成すべく、 
 様々な営農努力を実施中。特に温暖化の中においては害虫の発生が生産継続の脅威のひとつになりますが、
 過度な殺虫剤の使用を避けるには、そもそも害虫の発生を根本的に防ぐべく、その温床となる、
 地面におちたチェリーの除去を徹底することが重要です。
 収穫機の改良、収穫の方法、収穫の回数を改善することで、害虫の発生防止に努めております。
 ことコーヒーの品質向上におきましては、欠点除去のためのカラーソーターのアップデートも実施。
 目下のダテーラ農園の強い関心事項は、水分値のコントロールです。
 生豆乾燥工程においてどこまで水分を落とし、出荷前選別工程までどういう状態で保管するのが、
 最も水分活性をおさえ、結果として豆の品質安定性につなげられるかを研究中です。

*2018/19クロップ・価格感

 国際相場の下落は、USドルに対する現地通貨ブラジルレアル安の進行が関係しておりますが、
 原油相場高による燃料コスト増や、自国通貨安による輸入物資(農薬や包材など)コスト増もあり、
 ダテーラ農園側の最大努力として、何とか昨年並みの輸出価格維持というところで落ち着いております。

この状況も踏まえた、18/19クロップの取り扱い予定をご連絡致します。

【マスターピース・ダテーラオークション】

 今年で5回目を迎えるダテーラ農園のプライベート・オークションは、11月20日(火)夜中の開催予定です。
 おそらく10月下旬~11月上旬に事前カップ会を開催する予定ですので、その際には改めて当ウェブサイト上でご案内を致します。

【コレクションシリーズ】

「リザーブ2018」

 数量限定で今年も買い付け予定です。
 全般的な品質は良さそうで、今年のリザーブはどれほどのものになるか、期待値が上がります。

「スイートイエロー」

 昨年2017/18クロップでは、ロット選定を一発合格させられるほど、かなり出来のいいものに出会えたと確信しております。
 今年は、ほのかな甘みをもちつつ、そのキリっとした酸味とクリーンさにより磨きがかかることを期待しています。

「フルブルーム」

 昨年2017/18クロップの傾向として、ボディ感は若干こじんまりとしていながらも、
 ジューシー感のある酸味や、アフターのクリーンさは、しっかりしてきたように感じています。
 こと100%ナチュラルという観点でいうと、数年前に初登場した時ほどの強い果実感は和らぎつつあるものの、
 今年はどういう傾向になるか、楽しみです。

「エスプレッソイエロー」

 間もなく入荷する予定ですが、2017/18クロップの終盤ロットで試験的に購入する新商品です。
 100%パルプドナチュラルである「スイートイエロー」に対し、
 「ナチュラル」で仕上げたイエロー系品種をブレンドした、精選ミックスの商品。
 その差はほんのわすかではありますが、エスプレッソ用にもう少し
 トロミ感を出すたい人のためにという、農園側からのススメもあり、
 今回初導入すると共に、2018/19クロップでも、

 ・100%パルプドナチュラル → スイートイエロー
 ・パルプド+ナチュラル → エスプレッソイエロー
 ・100%ナチュラル → フルブルーム

 というトリオ編成でラインナップを広げてみたいと思います。

【クラシックシリーズ】

「サンライズ」
 昨年は、少々時間をかけて入念にロットを選び、ビラとの違いをより出すべく、バランス感の中にも、よりクリーンさを持たせるように意識させました。
 今年もその傾向を重視した選定を行っていきます。

「ビラ」
 昨年は一発合格でロット選定。サンライズとの違いを意識し、よりチョコレート感の強さを意識しました。
 17/18クロップの在庫がわずかで、新穀入荷(12月~1月ごろ)まで一時的な在庫切れの可能性もありますが、
 昨年のような傾向を意識した選定をしっかり行っていきます。

(兼松・江藤)