2015年より兼松でコロンビアの産地買い付け担当を務めている、江藤でございます。

すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、去る3月、4月と立て続けにコロンビア産コーヒー生豆で厚生労働省の定める残留農薬基準違反事例があり、

今月5月より、日本に輸入されるコロンビア産コーヒー生豆はすべて、問題となった農薬成分「クロルピリホス」の検査を受け、基準値内合格を確認しなければ

輸入通関ができないという状況となりました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000163736.html

これにより、以前のエチオピアのように「日本からモカが消える」というような極端な事態にまで発展してしまう可能性はなんとも言えませんが、

少なくとも、輸入通関を行う前にこうした検査を行うことで、これまで以上に日本国内に新たな貨物が入ってくることに時間がかかり、日本への

輸入量も多少減少していく懸念はあります。

そんな状況化で今後弊社でのコロンビア産コーヒー豆の扱いについての予定をお知らせ致します。

<コロンビア北部>

①モンテシエラ農協 JAS有機・レインフォレストアライアンス認証

 単一アイテムのヒロカサカ農園と併行して扱っておりました商品ですが、ラインナップを集約してよりひとつの商品の供給を安定化させるべく、

コロンビア北部の商品はこのモンテシエラ農協をメインに扱いを絞り込んでいく予定です。

  現状は在庫の整理とクロップの切り替え時期で売り切れ状態となっておりましたが、6月上旬より、2016/17クロップ新穀の扱いを開始できる見通しです。

<コロンビア中部>

②単一農園/メサデロスサントス JAS有機認証

  ここ5年ほどは雨不足や病気の被害などで生産が落ち込んでいた農園ですが、ようやくその状況から回復基調にあり、2016/17年クロップのロット選定も完了しました。

  毎年の入荷量がまとまらず、クロップの切り替え時にはいつも在庫切れとなってしまい皆様にはご迷惑をおかけしておりますが、次の新穀ロットは、7月ごろの

  入荷を予定しております。

  今後も時期により在庫切れとなる可能性はいつもありますが、弊社の定番商品として、取り扱いを終了する予定はございません。

 ③サンタンデール県/ハイコマーシャル系新商品

  コロンビア最大手輸出業者であるFNCと連携し、彼らのコマーシャル系原料集荷のプログラムの中でも上位の原料選定基準に沿った商品を、ハイコマーシャルの位置づけで

  試験的な販売を開始する予定です。昨年から断続的に扱っている南部「モンターニャ・ネバダ」の姉妹商品のような形で、コロンビア中部のよりバランスあるマイルドなカップをもつ商品をめざしております。

  最初のロット選定は終了しており、7月上旬に2016/17年クロップの新穀が入荷する予定です。初回入荷品の売れ行きやお客様からのご評価に応じ、今後の継続性を検討していく予定でおります。

<コロンビア南部>

 ④ウィラ県/モンターニャ・ネバダ

  多くのお客様からご好評をいただくようになったこちらの商品。まだまだ1回のロット選定に時間がかかり、常時在庫を準備するような体制はなかなか作れておりませんが、   

  現在販売しているロットはまもなく販売終了となりますが、その後続のものも通関作業中ですので、5月下旬には販売開始できる予定でございます。

この商品の原料集荷拠点であるウィラ県はコロンビアでも最大生産量を誇る地域で、年間2回の収穫期(10~12月収穫のメイン、4~6月収穫のミタカ)を迎えます。

それを背景を今後も継続的な扱いができるよう供給体制を整えて行きたいと思います。

 ⑤ナリーニョ県/ハイコマーシャル系新商品

  モンターニャネバダと同じ手法を用い、パートナーのBANEXPORT社とは新たにナリーニョでの商品作りを進めております。

  これまでCOFFEE NETWORKでは「サンペドロ・ナリーニョ」という商品を扱っておりましたが、マイクロロットを前提とする作り方ですと調達コストが高くなり、

仕入れ価格も大きく上昇してしまうため、もう少しやり方を工夫し、「モンターニャ・ネバダ」と大きくかけ離れすぎないようなお手ごろ価格感でいつでも手の届くような商品を検討しております。

  ロットの選定は5月~7月の期間で入念にすすめ、いいものがつくれるようであれば、9月ごろの初回入荷を目指して試験的導入を予定しております。

以上、COFFEE NETWORKでのコロンビアの今後の取り扱い予定一覧をご紹介致しました。

今後とも皆様のお役に立てる生豆原料づくり、供給体制確保に努めてまいります。

(兼松・江藤)