第164回:島とアートとコーヒー
こんにちは!瀬戸内出身の山岡です。
ゴールデンウィークは実家に帰り、瀬戸内海に癒されておりました。
さて、今回ご紹介したいのは瀬戸内海のアートの島々です。
私の出身は愛媛なのですが、隣の香川県に浮かぶアートの島々が本当に素晴らしく、
昨年は瀬戸内芸術祭もあったので3回訪れました。実家帰った回数より多いです。
中でもおすすめなのが豊島、男木島、直島です。
今回は島のオススメスポットとコーヒーをご紹介したいと思います。
1.豊島
豊島のオススメは何と言っても豊島美術館です。
なんと、贅沢にもこの美術館には1つの作品しかございません。
順路を歩いていきますと瀬戸内海の絶景が左側に広がり、まるで森のような小道をぐるっと一周していきます。
そして、唯一のアート作品に辿り着き、靴を脱いで中に入って鑑賞します。
中は撮影禁止ですので、内容は入ってからのお楽しみです。
床から湧き上がる水滴、風になびくブランコのような紐、時とともに変化を遂げる空の色が心地よく、いつまででもぼーっとできる空間です。
次のおすすめスポットは「ささやきの森」です。こちらは最寄りのバス停から約20分歩いたところにあり、まさに森の中にあります。
風鈴の短冊には、全て人の名前が書かれています。
こちらは参加型のアート作品で鑑賞者は風鈴を購入することができ、自分の大切な人の名前を書くことができます。風鈴の音が神秘的で、気づくとまたぼーっとしてしまいます。
同じアーティストの作品で「心臓音のアーカイブ」という作品があり、こちらは世界中の人の心臓音が録音されております。真っ暗な部屋の中で、心臓の音に応じてライトが光る仕掛けです。こちらでも自分の心臓音を録音することができ、アート作品の一部になることができます。
「心臓音のアーカイブ」の前に広がる海岸沿いもまた美しいので、是非ゆっくりお散歩してみてください。
2.男木島
男木島は徒歩で全てのアート作品が鑑賞できるほど小さな島です。
海岸沿いを歩くと「歩く箱舟」が見えてきます。
男木島のおすすめポイントは、アートと融合した島の街並みです。
例えば、古民家の壁にはカラフルなアートが塗られており、それを見つけるのもちょっとした冒険になります。
坂や小道が多く、どの家も傾斜に立てられているのでどこに住んでいてもオーシャンビューになるそうです。
島に移住する人が増え、ついに廃校だった小学校が再開したとのこと。移住者によって図書館もでき、活気が感じられました。
ちなみに男木島は猫島としても有名です。この島の猫達は野良ですが、ボランティアの方たちの力で去勢されております(耳が桜の形になっているのが目印)。なんだかとても幸せそうで、生まれ変わるなら男木島の猫になりたいとすら思いました。
3.直島
直島は香川のアートの島々の中でも一番有名な島かもしれません。草間彌生さんのかぼちゃが直島のシンボルとなっており、島の反対側には黄色のかぼちゃが佇んでいます。
直島は地中美術館や家プロジェクトをはじめ、見どころがたくさんあるので宿泊をお勧めいたします。しかもアート作品になった銭湯があるので、アートで疲れを癒すこともできます。
その名も「I♡湯」。
中はもちろん撮影禁止なのですが、浴槽のモザイクアートと巨大な象が見どころです。
お土産のタオルもついつい色違いで買ってしまいます。
直島では、Coffee Network(のお客様)のコーヒーが飲めるカフェがあります。
ひとつめはカフェの「中奥」さん。岡山県の「カフェリコ」さんに紹介していただきました。「カフェリコ」さんの卸先だそうです。
古民家を改造した内装がオシャレです。
ふたつめは、「直島カフェ コンニチハ」さん。海岸沿いを歩いていくとまだ作りかけのアートがあり、その向かいにあるカフェです。
ここでは、SCAJでコーヒーアンバサダーとしてもご活躍された香川県の「プシプシーナ珈琲」さんのコーヒーを発見しました。
たまたま見つけたカフェでたまたまお客様のコーヒーに出会えると、コーヒーの仕事をしていてよかったな、と嬉しくなります。
まだ発掘できていないだけかもしれませんが、いつか愛媛の島でもCoffee Networkのコーヒーに出会えるといいなぁ~と思う今日この頃です。