みなさんこんにちは。9月末にジャマイカはブルーマウンテンエリアへ出張してきました。
目的は、ハリケーンDEANが及ぼしたニュークロップへの被害状況の確認と、船積が大いに遅れているカレントクロップの状況確認のふたつ。
今回はマジメに、日頃御世話になっているCoffee Network会員の皆様だけに宛てて、下記の通りレポートさせていただきます。

■ハリケーンDEANの影響
トータル40%程度減産(予想)
北部 Portland地区被害は軽微
中部 St. Andrews地区被害は甚大
東部 St. Thomas地区被害は軽微

* 風台風であり、一部では2004年のIvan時より風が強かったところもあった。
* グリーンチェリーが成っている木でも葉が全て落ちてしまいやがて全滅するであろうという木が散見された。
* 風でゆすられて一見無事の様だが根がやられてしまっているケースも見られた。
* インフラの面では、風台風であったが為に2004年のIvan、2005年のDennis/Emillyの様に道路が陥落するケースは少なく、倒木による通行止めが多くあったというが復旧は早かった。
* Mavis Bankにおいては停電が長く続いており、9/16にやっと復旧した由。
* キングストン市街の停電は3日間で復旧した。
* 空港は2日閉鎖されたのみ。

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↑風で葉が飛んでしまった木
←難を免れた木



■クロップ概況 Blue Mountain Coffee生産量(推定値)

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※ボックスとは収穫したコーヒーチェリーを計るジャマイカならではの単位。1BOX = 9.5ポンド換算。

02/03crop 350,000bx=1,511トン, 輸出可能数量 906トン
03/04crop 490,000bx=2,116トン, 輸出可能数量1,330トン
04/05crop 260,000bx=1,122トン, 輸出可能数量 673トン
05/06crop 380,000bx=1,640トン, 輸出可能数量 984トン
06/07crop 488,000bx=2,107トン, 輸出可能数量 1,264トン
07/08crop 510,000bx(ハリケーン前予想) → 306,000bx(40%減産予想)
=1,321MT, 輸出可能数量 793トン

■総選挙結果

029-photo6.jpg4年に一度の総選挙が9/3に実施され、開票時に不服申し立てがあったものの結果は覆らず PNP(People's National Party)が敗退し、JLP(Jamaica Labor Party)が与党の座を33-27の僅差で獲得。

この結果がコーヒー業界に及ぼす影響としては、Coffee Industry Boardの体制変更が最も大きいだろうとのことで、いまだChairmanの座もDirector Generalの座も人選が決まっておらず結果が待たれるところ。

Jamaica Coffee Corporation社長、St. Clair Shirley氏及びWallenford Coffee Company社長、Ciata Bishop女史と共に。Wallenford社のAlbeny Purpery(水洗工場)にて。