弊社取り扱い商品の一つである、ブラジル「Rainha農園」の情報を入手したのでお届けします。

ポルトガル語で「女王」という意味を持つこの農園は、オフィスのあるポッソスデカルダスを含む、直径30kmに及ぶクレーターの外輪にあり、かつミナスジェライス州との州境に位置します。農園内にはポテトの農園があったり、広大な牧草地があったりと、様々な試みをしている様が見て取れました。

以下農園での作業について順を追って説明いたします。

早稲であるイエローブルボンの農園では、既にセッコ(樹上で乾燥したもの)が多く、ナチュラル用の収穫が行われていました。また6月から8月にかけて降雨が無く、辺りは乾燥した状態となっていましたが、収穫期には望ましいことです。収穫に関しては、1本の木ごとに手摘みし、木の大きさ、実のつき具合によりますが、1日で10-50本の収穫をしています。

なお、ここRainha農園では、周辺の農園に先駆けてトレーサビリティを充実させていました。それぞれ2-15ha程度の区画(Talhao)に分け、栽培を区画ごと・品種ごとに管理している点はその最たるものでしょう。ただ昔からある区画では数種の品種を混ぜて栽培しているため、植え替えをしている最中でした。イエローブルボンに関して言えば、現在40あるTalhaoのうち、7つが植え替え中であり、33区画のみで栽培をしています。

収穫後は水分別にてナチュラル(75%・そのうち未熟豆・国内消費用25%)、及びパルプトナチュラル(25%)用に分けます。前者2つはそのまま、後者はパルピング後、乾燥工程に回されます。100%天日乾燥する場合はナチュラルで8日、パルプトナチュラルで6日程度との事です。機械を併用する場合はそれぞれ4日、3日程度で25%の水分値まで乾燥させ、最終的に乾燥機にて11-11.5%まで乾燥させます。なお乾燥機の燃料はコーヒーの皮の部分を乾燥させたもので、そのうち30%が燃料として、残り70%が肥料として使われています。

乾燥後、ロットの大きいものは木のサイロへ、ロットの小さいものはバッグ詰めされて倉庫に置かれ、少なくとも3週間程度寝かせます。そのあと、石除去、ミリングをして、それ以降の工程は、市内にある自社倉庫にて行います。倉庫内に過去2年分のサンプルも保管してありました。

Rainhaでは65人の労働者を雇っており、街中に家を持っている人(半分程度)を除き、残りは皆、用意された25棟の労働者用住居で生活しています。住居エリアにはバナナやパラナ杉(毎年200本植え続けている)が植えてあり、またゴミの分別も徹底させているそうで、環境にも配慮していることが伺えました。また隣の農園(従兄弟が経営)には教会、歯医者、学校があり、周りの農園より人が訪れてくるとのことでした。

総じてしっかりとした営農方法をとっていると実感できる農園でした。また農園とその周辺の景色は非常に起伏に富んでおり、美しさを感じずにはいられません。この農園で、丁寧に手摘みされたイエローブルボンを是非お試しください。

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