行って参りました。
コーヒーの国コロンビアへ。ゲリラ活動が頻繁に行われており、治安の決して良くないコロンビアへ行くのは社内、家内を説得するのに大変苦労しました。最終的には、私の熱意で何とか説得し無事コロンビアへ向かうことができましたが、許可して頂いた方々の期待に応えるためにもすばらしいコーヒーを見つけてくる使命を強く感じての出発となりました。

■コロンビア情報
国土は日本の3倍でありそのうち1/3が山岳地帯、2/3が東にのびる大平原とアマゾン地帯である。四季の少ない熱帯気候であるが地形から見ても地域によりかなり温度、湿度、降水量に差がある。そのような条件であるため、コロンビアコーヒーを一概に言うことはできない。
ほとんどが、小農園で構成されており、それが各地域の農協を構成し,輸出業者 経由で輸出されている。30%がFNC(コロンビア生産者連合会)経由、残りが民間の輸出業者経由で輸出されている。
FNCは、コーヒー産業の保護、産業の発展、コーヒー栽培者への技術援助、輸出業務、宣伝活動etc...を行っている。各地域に支部を持ち、500のPurchase Point、39の農協、12の倉庫、(ALMACAFE),Dry Mill を所有している。現在、弊社が勧めているレインフォレストアライアンス(以下RA)の認証に関しても積極的である。
しかしながら、FNC以外のPrivate Exporterにも良質のコーヒーを供給する業者が増えてきている。
今回は、コロンビアの情勢を考え、国内各地に支部を持つFNCにスケジュールを組んで頂いた。

■出張日程
12/1 ボゴタ着
12/2 FNC(コロンビア生産者連合会) ボゴタ本社訪問
12/3・4 サンタンデール州 農園訪問
12/5 アンチオキア州 農園訪問・FNCドライミル 訪問
12/6 ボゴタ発
12/8 日本着

■12/2 FNCボゴタ本社訪問
005-photo01.jpgFNCからのコロンビアコーヒー、及びスペシャリティーコーヒーのプレゼン
(正直眠い)


005-photo02.jpg生まれてはじめての海外でのカップ。
写真ではわかったような顔をしていますが、全く違いがわからず悪戦苦闘。

005-photo03.jpg付き添いのホルヘはカップが始まると私の話を聞こうとしない。
005-photo04.jpgその後、皆さんと近くのレストランへ。
昼からビールを飲める、だから出張はすばらしい。
食事は肉、ポテト、アボカド、ライスが1つの皿に乗っている。これがかなり美味しく、ビールも手伝って仕事やる気無し。
しかも周りは美女だらけ。コロンビアってすばらしい。
005-photo05.jpg午後はサンタンデール州へ移動のためブカラマンガ空港ヘ飛行機で移動。
今回一番驚いたのは、国内線の警備の厳しさ。2重3重の検査を受け何度バックを開けられたことか。だけど警備の女性が美しい。
やっぱりコロンビアってすばらしい。
005-photo06.jpg今回よく見かけたのが"OMA"というコーヒーショップ。
コロンビアにはスターバックスはなく"OMA"がNo1コーヒーチェーン。
005-photo07.jpgダンキンドーナッツもよく見かけました。
■12/3 サンタンデール州 農園訪問

005-photo08.jpgブカラマンガ空港から南下し、サンタンデール州 OIBA地区にあるカチャル農園訪問。

005-photo09.jpg昨年開催されたRAセミナーでも来日した、マンリケ親父による厚い歓迎。
005-photo10.jpgカチャルグループの農園の方々も集まって頂いており、盛大な歓迎に感激。 爆竹の音が聞こえたので、ゲリラ襲来かと思いきや歓迎の花火。 しかしそれからが困った、30分ほど村伝統の愛のダンス。(これが長い)



005-photo11.jpg農園に関しては、さすがRA認証農園、森林、動物の保護、労働者の福祉はしっかりしていた。
その後他農園訪問。詳細は下記通り。<


■KACHALU農協、La Furuta農園訪問(SANTANDER州OIBA地区)
Kachalu 農協は、先月弊社が主催したRAセミナーでも来日した農協であり、コロンビアで最初にRA認証を取得した農協である。OIBA,GUADALUPE,GUAPOTA,SUAITA,SOCORRO 地区の農園からなる農協であり、カップの評価も高い。現在までは、同グループ内で認証農園は14農園であったが、今後認証農園が増えていくことが予想されている。同地域は元々オーガニック認証を受けている農園が多い。

ミーティング後、農協の1農園である La Furuta 農園を視察。 RA認証条件である森林の保護、従業員住居等 がしっかり実行されていた。

農園、森林、川、従業員の宿合等の区切りがしっかりしている。

005-photo12.jpg野生動物に害を与えてはいけないと記載のボード
005-photo13.jpg山から流れてくる小川を保護する為、"近づいてはいけない"とのボードがあり。
005-photo14.jpgこの日は、Banchara村に滞在。この町は石細工で有名な町であり数年前まで、世界石細工選手権が行われていた。 しかしながら治安の関係でここ数年選手権は中止されている。
005-photo15.jpg小さいながらも非常にきれいな町であり、クリスマス用の明かりが各家毎に飾られている。
005-photo16.jpgこんな光景もコロンビアならでは。
■12/4 Mesa De Los Santos訪問 (Santander州San Gill地区) 
005-photo18.jpg コロンビアでスペシャリティーコーヒーの模範農園と評価され、昨年はウリベ大統領が訪問した幻の農園"メサデ ロス サントス"訪問。オーナーのオズワルドは、なぜか1メートルほどの刀を後ろにかけており少し緊張。 (これもゲリラ対策?)同農園はに関して簡単に説明します。

・概要
農園主:Mr Oswaldo Acevedo
敷地:340HA(200ha コーヒー)
標高:平均1,650m
コーヒー木:840,000
従業員:101 正社員,119 パート
年間生産量:3,000Bags(70Kgs)
品種:Caturra(50%)、Burbon(40%)、Colombia(10%)
認証:"3つのシールを持つコーヒー"と呼ばれ、現在(2004年2月時点)で、オーガニック(USDA)、
バードフレンドリー、レインフォレストアライアンスに認証されている。2004年4月頃に、JASオーガニック認証収得予定。

1ヶ月前にRA認証を取得している。同地域は、標高が1650-5100mであり平均気温が、昼 30度(11-16時) 夜 8度(17-10時)と大きな温度差がある。
これらは、良質なコーヒーの栽培に適しており(夜冷現象)、香りが良く良質な酸味を持つコーヒーの生産が可能になる。USDA ORGANIC,BIRD FRIENDLY,RA の認証を受けている。
同農園は、コロンビア国内で森林保護、良質のコーヒーの栽培等の観点から"理想の農園"として評価を受けている、昨年ALVARO URIBE大統領が訪問した経緯があり同大統領からもコロンビア国内のSpeciality Coffeeの模範農園として評価されている。
現在までは、コロンビア国内、アメリカ向けのみの輸出でありアジアには輸出実績はなく、弊社がアジア向け輸入総代理店となる。

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■12/5 Medelin空港へ移動。Farm la Sierra農園訪問(Antioquia州Fredonia地区)
同農園は、いかに生産効率性をはかるかに重点を置いている。
品種はすべてコロンビア種である。Wet Process の管理体制もしっかりしている印象を受けた。1haあたりの収穫量も、3,200kg であり、コロンビアでの通常の収穫量(1,000kg)の3倍近くになる。農園主 Mr Juan Camilo が10年前に同農園を購入。購入後、生産性の高い農法を開始。

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・概要
農園主:Mr Juan Camilo Restrepo
敷地:68ha(41ha for コーヒー,5ha for 芝,19ha for 森林)
標高:1350-1700m(平均1400m)
コーヒー木:7,500本/ha
年間生産量:125,000kg
品種:100% Colombia

■アンチオキア州FNC支部(Dry mill) 訪問
同地域に関するSpecialty Coffeeのプレゼン及びカッピング。
同地域も、多様な地形のためさまざまな天候状況があり、多様なコーヒーが収穫される。
客先からの要求の強いティピカ種100%も Giraldo,Buritica,Tamesis 町で収穫される。ティピカ種は在来種であるが、最近の近代的農法により他種に改良されてきている。特にラ・ヴィエリダ・デ・コロンビア種(コロンビアで交配行われた品種で、カツーラ種とハイブリッド・チモール種の交配選別改良種)の割合が非常に高くなっている。特徴は、サビ病に強く、生産性が高いことである。
一般的には、金銭的に余裕のない農園は他種へ改良費用がないこともありティピカ種の割合が非常に高い。
具体的には、ナリーニョ州、ウィラ州、サンタマルタ州である。ティピカ種=金銭的に余裕のない小農家地区であり=ゲリラの本拠地に非常に近い。
同州のDry Millは、南米最大の生産量を誇る。(3,200bags/day,500,000bags/year)
主に、一般普及品であるコモディティ豆の処理が多く大量生産型である。スペシャリティコーヒーの場合は、各地域の小規模のDry Millで処理することが多い。
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■統括
コロンビア自体は、近年大量生産型へ進んでいたが最近のコーヒー相場低迷の影響もありスペシャリティコーヒーの見直しが始まっている。
メサデ・ロス・サントス農園のように日本市場には知られていないが非常にハイレベルの農園もある。現地に行って実際見ることで、彼らがいかに腐心して良質のコーヒー生産に努力してるかが、よく理解できる。そして、本当に良い豆の発見がある。
今回発見した、カチャル、メサデ ロス サントス(ブランド名はメサデ サントス)は3月に入港予定のため是非楽しみにしていてください。

005-photo42.jpgやっぱりコロンビアってすばらしい!!