Coffee Networkをご利用の皆様

平素よりCOFFEE NETWORKをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先週末より梅雨入りの様相で、今週は雨が多く涼しい日々が続いておりますが、
急な温度変化等で皆様体調崩されておりませんでしょうか?
薄暗くて雨が続くタイミングでは、無性にホットコーヒーが恋しくなります。

【グアテマラ出張報告】

今週は、先週のジャマイカ出張に続き、グアテマラ出張報告をお送りします。

*生産地概況
人手不足に起因する全体的な手入れ不足、不作等の状況は中米全体において言えることですが、
その一角であるグアテマラでは特に深刻な状況を感じたというのが、大きな印象です。
まず、国全体として言えることのひとつに、収穫期におけるピッカー作業員不足があります。
その主な背景は、以下の2点

①コロナ禍で給付金を得た米国人はアメリカ国内で仕事をせず、
 サービス業従業員需要は中米からの移住者があてがわれ、グアテマラからの流入も加速。
 更に、コロナ明けの景気回復もいち早く進んだその米国では、移民労働者の更なる受け入れにも寛容、
 かつ景気対策による賃金上昇も追い風となり、流入した季節的移住者は定住化しつつあり、
 グアテマラ国内の低賃金労働者確保がより困難な状況に。

②中米全体でのピッカー不足の中、労働者はどこで働くかの選択が自由に出来る立場にありました。
 中でも品質訴求が低いホンジュラスにおいては、選定するチェリーの熟度管理レベルが低く、
 ピッカーにとっては時間当たり収穫作業量が多くなることで、時間当たり収入が
 最もより多く稼げることにつながります。その結果、品質訴求が高く、時間当たり収入が比較的低くなってしまう
 グアテマラよりホンジュラスで収穫作業に当たった方が効率よく稼げるということで、
 ホンジュラスへの労働者流出も同時に起こりました。

上記2つのピッカー不足を背景に、グアテマラでは全体的に人件費が向上。
地域によってその差はありながらも、おおよそ平年比で20~40%程度上昇しており、
中でも人件費の高いアンティグア地域ほど、その上昇幅が顕著なようです。

それに加え、ジャマイカでも同じように、原油価格の高騰に伴うガソリン流通価格の上昇も大きく、
こちらは日本円にして1リッターあたり¥175ほど。これは昨年比でほぼ2倍の高騰となっています。

一旦21/22クロップの収穫はほぼすべてが終わり、輸出準備も順調に進んではおりますが、
現地を訪問した5月最終週のタイミングでは次の22/23クロップに向けた開花・実つきが進んでおり、
生産者はすでに先の見通しについての懸念を口にしていました。
人件費や燃料費の高騰がどこまで続くのか、またそれに加えての肥料代の高騰もあり、
農園に対してどこまで施肥を行っていくべきか。
幸い、今の国際的な高値相場が続けばそのコストをカバーしうる単価で輸出することも
出来るとの見通しではありながら、特に通貨安に苦しむ日本はその他の消費地に比べてコストインパクトが大きく、
来年は今年以上の買い付け競争力の低下に悩まされそうな予感を禁じ得ない、苦しい印象を抱かせる産地出張となりました。

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(次クロップの生育が進むサン・セバスティアン農園@アンティグア)

*COFFEE NETWORKでの販売予定

現状、グアテマラ産生豆は全量欠品となっており、ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
22/23クロップにおけるグアテマラの取り扱いは、
定番のアルト・デ・メディナ農園(ウォッシュド/ナチュラル)、
サント・トーマス・パチュージ農園に加え、昨年の取り扱い開始以来大変好評であった
サン・セバスティアン農園の3種類を予定しています。

あいにく、提示価格と品質のバランス面からして、COFFEE NETWORKの皆様にご案内するのが
難しいと判断せざるを得なかったエル・リモナール農園、ラス・ヌーベス農園は、今年の買い付けを見送っております。

その分、取り扱い継続を決めた3つの銘柄については、昨年とほぼ同様量の買い付けが進み、
7月以降、9月ごろまでにかけて順次入荷してくる予定です。

為替の円安状況も相俟って、価格は前年比で25%UP程度を余儀なくされる見通しではありますが、
それでも品質面では例年と変わらぬ十分なものを備えているので、入荷をぜひとお待ちくださいませ。


今後ともCOFFEE NETWORKをご愛顧くださいますよう、何卒宜しくお願い致します。

 

COFFEE NETWORK(兼松株式会社)