第94回:上海のカフェ事情
11月の下旬に上海へ出張に行きましたので、ご報告いたします。
①MANNER coffee
上海で5店舗ほどある有名なコーヒースタンド。席はなくスタンドのみ。焙煎は自社で行っている。エスプレッソで使用されているMannerブレンドは、コロンビア、グアテマラ、エチオピア、スマトラ。カプチーノを頼んだが、ミルクとコーヒーがしっかり合っており、美味であった。
自社での直接買い付けがメイン。焙煎も自社で行っている。上海に10店舗、深圳で3店舗行っている。内装は洗練されてお洒落である。ラテのフローラルタイプを飲んだが、なかなか良いエチオピアを使用しているのか、しっかり特徴が出ていた。
直接買い付け、自社焙煎。オーナーの親戚はグアテマラで農園を営んでいる。店内は狭く席数は5,6席しかない。ただその中に3㎏の焙煎機を置いている。カプチーノを飲んだが、苦みが強く若干まろやかさが欠けているような印象。ブレンドはグアテマラ、インドネシア、雲南。この店は上海市民からの評価は高い。
スターバックスに次ぐチェーン店。中国に260店舗ほど展開している。味の特徴はロブ臭が強いという以外ないが、とりあえず容器大きい。500mlほど入っているのではないだろうか。価格に関しては味の割に高め。
外装も内装もお洒落な店舗。なぜか階段にエスプレッソマシーンが飾ってある。シングルでシダモ、コロンビア、ケニアを出している。カフェラテはミルクとコーヒーのバランスが素晴らしく、レベルは高い。ただ価格が高いためか、日曜のAMに訪問したがそこまで混んでいる印象はなかった。
店内でカップやコーヒー教室など行っている。わたあめコーヒーなどキャッチ―なものも多いが、肝心のコーヒーのレベルは高くない。カプチーノを飲んだが、コーヒーとミルクの融合はイマイチであった。