タンザニア エデン・キリマンジャロ AA Plus TYPE-B

原産国
タンザニア連合共和国タンザニア連合共和国


“キリマンジャロ”には二つの課題があります。
キリマンジャロコーヒーについては、その一番の特徴である酸味が弱くなっていると言われていること。
キリマンジャロ山については、気候変動によりその美しい自然が失われてきていること。

そんなキリマンジャロの課題を解決できるようなコーヒーは作れないだろうか。
それが、エデン・キリマンジャロを開発するにあたった経緯です。

<品質のこだわり>
タンザニアの規格はスクリーンサイズとカップに限定されており、必ずしもキリマンジャロの特徴である酸味が備われるわけではなりません。また、気温・湿度の高い劣悪な保管環境にあるため、豆の劣化が早いことが課題です。さらに、小農家ごとにウェット精選が行われるため、品質のばらつきが起きやすいのです。

そこで、最大の特徴である酸味を重視し、SCAA基準で酸味のスコアが8.5点以上の原料を買い付けました。さらに、劣化を防ぐためにグレインプロに入れ、品質を均一にするため、適切なトレーニングを受けた小農家グループまたは農園・農協に限定しました。

スペシャルティとまではいきませんが、確かな酸味を持ったハイ・コモディティのキリマンジャロです。

<キリマンジャロの森を救う仕組み>
タンザニアでは増え続ける人口とそれに伴う薪炭材需要の増大、農地確保のための開墾、放牧地とするための火入れ、木材を得るための伐採等によって、毎年40.3万ha(63.5km四方、東京都の面積の約2倍)の森林が失われています。

2005年~2010年の森林減少率は年間約1.16%でしたが、近年この数字は増加を続けており、このまま減少が続けば、あと80数年ですべての森林を失ってしまうといわれています。さらに、森林の減少は薪炭材の不足、水源の枯渇、土壌流出や作物の生産性低下を招き、そこに暮らす人々の生活を圧迫している状況です。

その課題に取り組んでいるのがタンザニア・ポレポレクラブというNGOです。設立以来20年にわたって、タンザニアのキリマンジャロ山麓において政府公認現地NGO “TEACA”(Tanzania Environmental Action Association)をカウンターパートとして、地域住民による自主的な植林活動の支援に取り組んでいます。これまで約90万本の苗木が育てられ、村人たちによって裸地化したキリマンジャロ山の斜面に植えられたほか、地域の村々に配布されています。また、TEACAは2012年にキクウェテ大統領より「タンザニアの最優秀環境NGO」として表彰されました。

兼松はTEACAとポレポレクラブの活動内容に賛同し、エデン・キリマンジャロの販売量に応じて1kgあたり10円を寄付いたします。苗木1本あたり80円であるため、1コンテナ(300袋)あたり、2,250本の木を植えることができるのです。

エデン・キリマンジャロを使用した最終製品には「エデンの森」マークをつけることが可能です。現時点では使用規制設定はなく、趣旨に賛同するユーザー様の良識に委ねる形をとりたいと思います。

このマークは村人たちが3年かけて作っており、全員でアイディアを募り、投票をかけ、森と人々と動物が共存している様子が描かれています。また、彼らは森の事を「楽園(エデン)の森」と呼んでおり、自然界だけでなく、人にとって、動物たちにとっても森が楽園でありますようにという願いが込められています。これが、「エデン・キリマンジャロ」と名付けた由来です。

コーヒーの恵みの恩返しとして、キリマンジャロ山の自然を守りたい。
産地に貢献し続けることが、安定したキリマンジャロコーヒーの供給につながると信じております。

*写真はタンザニア・ポレポレクラブからご提供いただきました。

<買い付け担当者のコメント>
私は入社以来、「産地に貢献でき、お客様にも喜んでいただけるようなコーヒーを作りたい」という思いでコーヒーに携わってきました。特にアフリカ地域は素晴らしいコーヒーを持ちながらも、一筋縄ではいかない課題が山積みです。エデン・キリマンジャロはそんな思いの中、お客様と産地の課題解決の一助となりますようにという願いが込められております。今回は試験的に2つのロットを準備しましたので、是非飲み比べていただき、お客様の反響によって次回のロットを選定したいと思います。(山岡)

Coffee DATA

地域 -
認証 -
規格 AA
業態 エステート   農協組織   小農家
品種 -
標高 -
栽培面積 -
生産量 -
収穫期 8月~1月
スクリーン S18up
パッキング 60kg グレインプロ麻袋
加工方法 ウォッシュド
乾燥方法 天日・機械乾燥併用
クロップ年度 2016/17
備考欄 ※麻袋に中古袋が使用されているため、表と裏で表記が違いますが、品質には問題ございません。

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この商品のレビュー

レビュー(全2件)
おすすめレベル ★★★

ABと比較してみたが、Aはキリマンらしい独特のキリッとした酸味ではなく、やさしい酸味であった。
Bは酸味というより飲みやすいまろやかさを感じた。
どちらが好みか、どちらを仕入れるか、グリーンヒルがあるので、検討したい。

山形県 焙煎業者
おすすめレベル ★★★★

TYPE-Aと比較したかっため
同じ2ハゼ直後で煎り止め。

スーッと喉越しのよいクリアな、リンゴ系の酸味が心地よい。
個人的には、TYPE-Aよりもこちらが好みでした。

東京都 開業準備中